

火災の際、消火活動も大切ですが、同様に人命を守るための避難も見過ごせません。こちらでは、さまざま機能・個性を持つ避難設備群についてご紹介します。
避難設備とは
避難設備は、メーカーによってさまざまな工夫が成されています。設置方法、および使用方法が機器ごとに異なりますので、事前の確認が必要です。
緩降機

緩降機は、使用する人が自分ひとりで自重を用いて降下する避難設備です。
滑車状の調速機、ロープ、着用具、リールなどで構成され、建物に常時設置されている固定式と、緊急時に使用者が取り付けて使用する可搬式があります。
救助袋
救助袋は、袋状の滑り台のような避難設備です。降下する際に外界が見えないので、高い場所からの降下時に生じる恐怖感を緩和することができます。
- ■垂直式
- 袋の中をらせん状に旋回しながら降下するタイプです。設置場所がコンパクトなので、市街地やビルの谷間に最適です。
- ■傾降式
- 滑り台の要領で滑り降りるタイプです。傾斜を作らなければならないため、垂直式に比べて設置場所の確保が必要です。
避難はしご

避難設備のスタンダードです。固定はしご、立てかけはしご、つり下げはしごがあります。
ロープを使用した簡素な作りのものから、金属のフレームを用いた耐久性の高いものまであり、前者は消防庁の告示に準じた取り扱いが必要であり、後者については国家検定品目に指定されています。
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